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今庄町のD51
福井県で「鉄道の街」と言えばまずは敦賀市。次いで、と言えば今庄町(現南越前町)ではないでしょうか(あくまで私見です)。そのイメージはかつて山中越えを控えた基地の名残と、それを伝える広い駅構内からでしょう。その今庄町には当然のようにキングオブ保存車両D51があります。D51は敦賀と今庄をベースに重連、三重連で山中峠を越えた北陸線にも縁の深い車両なのですが、保存されている481号機は鷹取で落成後、岡山、糸崎、新見、浜田と中国地方で活躍した車両のようで、個体的には縁のない北陸の地で、もしかしたらどこか所在無い心地で佇んでいるのかもしれません。(H19.4撮影)

今庄町役場の庁舎竣工、町制20周年を記念して国鉄OBなど有志による設置だそうです。大きな雨よけなど、さすがに車両への愛を感じます。 保存状態は良好ですが、前面のハンドルがありません。ちょっと間の抜けた表情に見えます。
運転台へ上がることができます。 運転台はフェンスとアクリル板で塞がれていますが、中の様子は伺えます。
運転台の窓から顔を出したような視座。実際は単にステップから。 車両概要。D51と北陸線の縁が語られていますが、この481号機が別の地の機であったことは上手く濁されています。
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