▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲管理人のひとりごとINDEXへ
本所閉店のお知らせ

気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、平成25年9月末、鉄道雑学研究所の「本所」、「鉄道雑学研究所-苦行.net-」が店じまいをしました。4年ほど前に最終更新を行って以降は全く動きがなかったのですが、ある日ふと見るとWeb上から削除されていました。


鉄道雑学研究所は、元々平成12年(だったか?)に本所が開設され、その後この北陸支所、次いで関東支所、北広島支所、つくば支所、嵐山支所(動画の館)と順次開設、最大「本所+5つの支所」が存在しました。しかしそれも関東支所、つくば支所は誕生からそう間をおかず停滞し、今回の本所より先にWeb上から姿を消しています。


そのため現在Web上に残るのは北陸支所、北広島支所、嵐山支所の3つ。現在相変わらず活発なのは北広島支所のみで、北陸支所はよれよれの超スロー更新、嵐山支所も年単位で更新が停まっている状況。まるで一昔前、九州や東北へ向け分単位で雁行していた夜行列車群が、定期1本、季節1本、臨時1本に削減された姿に、我ながら重ね合わせて見てしまい、一抹の寂しさを感じます。まあ自分自身の頑張り次第で一部状況も変えられるのですが(笑)


元々「鉄道雑学研究所」の各サイトは、創始者の「所長」の性格からか、運用における明確なルールはなく、また相互補完関係にもありません。看板だけもらって、あとは必要に応じ情報を融通し合う程度の関係でした。突き詰めれば完全に個別のサイトで、言わば相互になんとはないリスペクトがあるだけで、互いに誤りの指摘程度はしますが、「こうした方がよい」とか「このように直せ」などとは絶対に言い合うこともありません。だから言ってしまえば更新頻度も、閉店だって各管理人の裁量次第。自分だって他の支所の内容をとやかく言う気もなければ、その資格もありません。とは言え、北陸支所作成時からアドバイスをもらいながら見よう見真似でなぞってきた本所は、文字通りサイト上の親のような存在であり、閉店はやはり個人的に寂しいものがあります。


突然ですが、クーペというタイプの日本車が需要の変化と排ガス規制の改定により一時壊滅状態となりました。しかしマツダRX-8やホンダCR-Zなど新しいコンセプトの車種が登場、ニッサンGT-Rやトヨタハチロクなどかつての名車の系譜を受けた車種も再登場、ホンダビートの後継やNSXの復活も報じられています。時代の趨勢から、かつてのような大ブームは多分起こらないとは思いますが、狭いながらも根強く深い再生の息吹を感じさせています。

先ほど挙げた夜行列車も、完全消滅へ突き進むかのような勢いで削減の一途を辿っていますが、JR九州の「ななつ星」のような次の一手が登場しており、こちらも以前のような大ブームは望むべくはありませんが、新たな道を求めて、この花形列車がまた増え始めて欲しいと切に願います。(特に「庶民型寝台列車」が時代に合った形で是非復刻してほしいと願ってやみません。)


話を戻して、今回の本所閉店は、実は仲間内には事前に告知されており、元々は今年の7月末の予定だったようです。「所長」に連絡を取ったわけではないので詳細は分かりませんが、実は内部の大改装・移転を試みる動きもあったようで、もしかしたらしれっと復活することもあるのかもしれません。またつくば支所の復活もあるとかないとか…。


乗用車や夜行列車の事情に比べあまりにも小さな小さなミクロの世界の話題ではありますが、また賑やかな「鉄道雑学研究所グループ」が復活する日もあるのかもしれません。
北陸支所についてはその有無にかかわらず、これまでどおり、北陸支所として、マイペースで引き続き更新していく所存です。


本所については、本当に先はあるのかないのかは「所長」のみぞ知る状態ではありますが、我々のパイオニアに最大限の敬意を表しつつ、ひとまず長い間本当にお疲れ様でしたとお伝えしたいと思います。そしてビジターの方々にはこの場を利用し、僭越ながら「所長」に代わりまして、「鉄道雑学研究所-苦行.net-」の閉店をお知らせいたします。

(尚北陸支所中いたる箇所にある本所へのリンクはしばらく残して様子を見ようと思っています。リンク切れ状態のままで申し訳ございませんが、ご了承ください。)
(記 H25.11.9)
(どうやら復活したようです… 「本所再開のお知らせ」へ
▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲管理人のひとりごとINDEXへ