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銀塩写真館について補足

先日何気に家電量販店に入ってみるとフィルムスキャナが売られていました。フィルムスキャナは一時期完全に店舗から姿を消し、フラットベット型のスキャナに透過原稿読み取りユニットの付いたものが僅かに残っていましたが、スキャナという機能が複合機に取り込まれ、それがプリンタの主流となってからは、家庭用スキャナというもの自体がほとんど見かけなくなっていたように思います。

それからフィルムスキャナは高かった。業務用と家庭用があったのでしょうが、かつてフィルムスキャナを買おうか迷っていた頃、その価格は家電量販店で、最も廉価なものでも8万円代だったように思います。

こうした背景の中で、今回久々に見かけたフィルムスキャナ、決して怪しげなメーカーではない、有名レンズメーカーのものでしたが、なんと1万円強。こんな需要がまた出てきたのか、随分お手頃な価格となっており、結果ついつい買ってしまいました。



さて本題です。実はそのスキャナ自体はまだあまり活用していないのですが、その勢いで、今回ずっと気になったまま放置していたコーナー、「銀塩写真館」の構成を大幅に修正しました。このコーナーの大まかな紹介は以前このコーナーに書いていますが(なんと10年前でした(リンク)。)、構成の変更と時代に経過に伴う、補足説明をここで加えておこうと思います。


まず1つ目、このコーナーの画像は、列車・車両の画像であり、このいわゆる「撮り鉄」ですが、これは現在全く行っておりません。これは10年前に既に書いているとおりで、現在も状況は変わっていませんし、多分今後も変わらないと思います。
そのため大幅修正と言いながら、掲載画像そのものはかなり古いものです。しかも10年前に「少し古い」と言っているという、「貴重な」というほど古いわけでもない、極めて半端な古さのものなっています。ということで、

1.掲載画像はおおよそ平成10年前後のものがメインとなります。

スキャナも買ったことですし、未掲載画像はまだ余力があるので、折を見て追加していきたいと思ってはいますが、画像内容そのものは新しいものではないということはご承知おきください。今後「NEW」の文字と共に20年レベルで古い画像が上げられることになると思います。

余談ですが、INDEXページについて、同じコーナーの「トップ画写真館」では新しいものを順に上に追加していますが、「銀塩写真館」は下に追加していこうと思います。
前者が今後ともネタも枠も拡大していくのに対し、後者は限りある、そして増えることのないストックを「消化していく」に過ぎないためです。「銀塩写真館」は当初より、当サイトで唯一近い将来のネタ切れが約束されているコーナーということになります。


2つ目です。「銀塩写真館」のコーナーは、前回の紹介のとおり「属地的」構成、つまり撮影地点をメインにおいています。しかし地元北陸地方では、今年北陸新幹線開業という大転換期を経ており、「北陸本線」は解体されてしまっています。一方でかなり数のある当時の北陸本線東部のページでは、写っている画像は明らかにJR在来線なので、留意点2つ目。

2.撮影地(路線名・駅名・区間名)は撮影当時のもので記載しています。

北陸本線だけでなく、東北本線北部やその後の駅の新設なども含め、全て当時の情報に合わせています。「現在」「当時」のどちらに情報を合わせてもいずれにせよ違和感は禁じ得ないので、そこは「当時」を取ってみました。


3つ目です。今回修正と共にマピオンによる撮影地点の地図リンクを付けてみました。
こういう撮影地紹介サイトも多いと思うので、ウチをわざわざ利用される方がどれだけおいでるかは分かりませんが、念のためお断りしておきたいことがあります。まあ言ってしまえば「地図リンクのポイントに自信なし」ということです。

何せ10年、というよりむしろ20年に近い以前の記憶に頼ったものなうえに、かつスマホなどの地図アプリがあった頃でもないので、当時自らが立っているその地点を「地図として認知」していなかった箇所が殆どという状況です。

今回航空写真やストリートビューなども活用して確認もしてみましたが、それでも確認できなかったものは地図リンクを付けていませんし、地図リンクがあるものもやはり自信はありません。いや数年前ならまだあったかもしれませんが、今回地図と照合していると、認識していた駅間自体がずれているものもいくつかあったため、余計に自信をなくしています。というわけで、留意点3つ目。

3.地図リンクは目安として活用してください。この地図リンクがおかしいと思われたら、盲信せずにご自身で現地をご確認ください。

踏切一つ違う、等高線一つ違うなどピンポイントのズレもおそらくあると思いますし、場合により、認識違いで表記の駅間自体がずれていないとも限りません(こちらはあまりないとは思いますが…)。少なくともこの沿線に掲載画像と同じ視座の場所がある、というよりもっと言えば当時あった、ということだけ保証します。

ということでこの辺り予めお断りしておきますので、クレームはご容赦ください。先に謝っておきます。ゴメンナサイ。

さらについでにですが、場所は合っていても周辺環境が変わっているものも当然あると思うので、画像背景や説明内容が大きく変わっているところもあるでしょうし、また場合により、当時は大丈夫でも現在は立入禁止になっているというところもあるかもしれませんので、これらも現地にて状況判断していただき、自己責任での行動をお願いします。


最後の4つ目です。今回の大幅修正の最大の変更点は、これまで画像4枚で1ページ構成だったものを1枚1ページにしたことで、目的はこれによりページの追加更新をしやすくしたことです。その結果掲載画像のサイズをかなり拡大しました。この画像サイズは現サイトでは最も大きなものです。

そして今回ここで最も言いたかったことは、結局は前回と同じオチです。

画像の質、撮影機材の質、そしてなにより、

4.腕の質は問わないでください…

今回画像を大きく拡大したことで、再び強く思ったことでした…。




というわけで新装なった「銀塩写真館」、是非皆さま、…やっぱり恥ずかしいのであんまり見ないでください…。
 
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(記 H27.11.7)
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