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のと鉄道の駅跡(H28.6)その13

●七尾線 能登三井駅 現役時代(「駅と駅構内)へ
駅舎は改修されています。左の下屋が解体され、右にトイレが新設されています。現在はバス待合で、停留所名は「三井駅前」です。 廃線後駅舎で営業していた喫茶店は閉店したようです。無人販売所となっていますが、何もありませんでした。ただ施設はキレイに保たれています。
ホームは撤去され、広大な芝の広場と駐車場と化していました。左手に見えるのが駅舎です。 ホーム跡は駅舎裏に僅かに名残があります。また駅名標が残っています。現役時使用されていたものでしょう。

●七尾線 能登市ノ瀬駅 現役時代(「駅と駅構内)へ
駅舎、ホームとも完全に撤去され、往時を知る人にしか駅跡とは分からなくなっています。左の消防倉庫位置に駅舎がありました。 道路左側の空き地がホームのあった場所。左奥が駅舎跡の消防倉庫です。道路右の立派で古い木造の農協倉庫は健在で、これが駅前の雰囲気を残します。駅の前後の路盤跡は残っています。

●七尾線 輪島駅 現役時代(「駅と駅構内)へ
廃止1年後に道の駅「わじま」となり、すっかり町の拠点として定着しています。入口の交差点名が輪島駅前だったり、ステーションホテルがあったりと名残はあります。 道の駅施設にも「輪島駅」の表示があります。代替バスや特急バスが発着し、バス切符売り場があります。以前は「みどりの窓口」だったように思うのですが…。
施設の裏手、かつてホーム路盤のあった位置にレールが残ります。末期はホームは駅舎側しかなく、レールの左手側にありました。 モニュメントのような小さなホームには「シベリア」の文字が有名な駅名標(レプリカ)と、行灯式の実際使用されていた駅名標もあります。

というわけで、能登線29駅、七尾線3駅の計32駅の平成28年6月時点の状況は以下のとおりとなります。
ただ、放置された駅にはアクセスどころか視認すら不可能なほどブッシュ化している駅も少なくなく、宿題となりました。それらは少なくとも雑草の冬枯れする時期にでも再訪できたらと考えています。

現役当時ほぼそのままに保存や開放、再利用されている駅 波並駅、恋路駅、蛸島駅
ホームは撤去または放置されているが駅舎・待合室が改修、再利用されている駅 七見駅、松波駅、能登三井駅
ホームは放置されているが駅舎は当時のままで開放されている駅 沖波駅、鵜飼駅
ホームは放置されているが駅舎が限定的に使用されているらしい駅 縄文真脇駅、九十九湾小木駅
ホーム共々放置されているが駅舎が残る駅 甲駅、鵜川駅、飯田駅、正院駅
手つかずで放置されている、駅舎のない駅 11 中居駅、鹿波駅、前波駅、古君駅、藤波駅、羽根駅、小浦駅、白丸駅、九里川尻駅、南黒丸駅、上戸駅
一部を残して撤去されている駅 比良駅、矢波駅
施設はバスターミナル等施設に改築され、モニュメントのみ残る駅 宇出津駅、珠洲駅、輪島駅
完全に撤去され跡形もない駅 鵜島駅、能登市ノ瀬駅
(宿題も残しつつ…)おわり
確認できなかった駅を冬に再訪しました
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