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長野電鉄木島線 木島駅

平成13年度末をもって廃止された比較的新しい廃駅です。長野県飯山市にあり、JR飯山線飯山駅とは千曲川を挟んで対岸にあります。木島線と呼ばれた旧河東線末端部はその路線名の通り千曲川の東岸を、一方長野市北部の豊野町から分岐するJR飯山線は千曲川の西岸を、それぞれ北上し、ともにこの飯山市を目指します。双方のうち、沿線人口が多いのは明らかに東岸の木島線だったのですが、モータリゼーションの波には勝てず77年の歴史にピリオドを打ちました。現在は野沢温泉方面などへのバスターミナルの窓口や待合室として活用されていますが、その周辺は閉店したデパートなどがあり、JR飯山駅付近に比べ、かなり寂しいものになっています。(H16.11撮影)
廃止から4年が経過しようとしている現在もこの駅名板はしっかり掲げられています。今後ともこのままなのでしょう。 木島線さようなら看板もそのまま残っていますが、月日の経過を物語るように、その文字も消えかかっています。
駅舎内は殆ど現役さながら。窓口はバスの切符売り場として活用されています。ホームへは出られません。 構内はレールや架線は撤去されているものの、ホームは残されています。対向ホームには雑草のからまった名所案内板が見られました。
構内裏手にあった保線小屋と思しき建物も朽ち果てていました。構内には重機が置かれており、そろそろ撤去されるようです。 「駅前」のバスターミナルの様子。どこか活気がありませんでした。これは鉄道線廃止によるものなのか、どうなのか…。
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