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神岡鉄道の駅跡(H29.10)その1

神岡鉄道神岡線は平成18年11月末を最終日として廃止となりました。その11年11か月後に各駅跡の様子を見に行ってきました。
神岡線については飛騨市が廃止当初から観光列車を走らせる計画を検討していたように、保存への意欲が旺盛でした。廃線跡は基本的にレールが敷かれたまま残されており、マウンテンバイクに車輪を付けて自転車のようにレールの上を走行できる「レールマウンテンバイク"GATTAN-GO"」を終端側2.9キロ区間で運行。これが結構好評のようで、結果、駅は現役さながらのものが多かったです。ただそれがゆえに立ち入れない駅跡もあったりでした。
ちなみに列車についても近年飛騨市が「ロスト・ライン・パーク」構想の実現に向け、神岡鉱山前から奥飛騨温泉口まで、車両を自走させるなど、何か活気のある廃線跡となっています。
●神岡線 飛騨中山駅 現役時代(「駅と駅構内)へ
駅入口。国道脇の未舗装のスロープですが刈払われてキレイな状態。放置されれば発見困難な駅でしょう。 ホーム入口。蔓草が絡まってはいますが同時期廃止の能登線を思えばかなりキレイ。ホーム待合室はなくなっています。
ホーム上。駅名標は枠だけ、七福神の毘沙門天は社だけ残して撤去されていました。 路盤は雑草で覆われていましたがレールは残っていました。下り方は険しいV字峡。左手の崖の中腹には神岡軌道の廃線跡があります。

●神岡線 茂住駅 現役時代(「駅と駅構内)へ
駅舎はそのまま残されています。駅名表示もそのままです。 駅脇の踏切は警報機が残っていますが、こんな看板がありました。
駅舎は開放されていました。窓口は塞がれマイレール文庫はカラですが、キレイな状態です。灰皿やヘルメットなどがあったので、何かの休憩所に使用されているのでしょう。 駅構内。ホームも残っています。ホームと駅舎の間は現役当初よりレールは撤去されていました。ただキレイに刈払いしてあります。
ホーム上。上屋や七福神の社は残ります。福禄寿の像はありませんでした。路盤は雑草だらけですが、レールは残っていました。 駅名標、名所案内板は枠を残して外されていました。
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