▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲廃線・廃駅INDEXへ
JR石勝線 楓駅跡

平成16年に廃止となった新夕張駅の下り方にあった駅。現在は信号場に格下げとなっています。石勝線西部の前身である夕張線の登川支線にあった駅がルーツで、石勝線開業時に新線上に移転しました。新線の石勝線は特急による中長距離輸送のバイパス線であったため、楓駅は登川支線の名残として本線とは別に扱われ、末期は隣の新夕張との間の一区間普通列車が1日1往復走るのみでした。(H21.9撮影)
国道沿いの駅でした。正面は楓駅の入口です。 行止まりの線路が現れますが、これはかつての駅の3番線。折返しの普通列車が使用し、最後にこの駅を発着していた列車はここを使用していました。
駅跡を跨ぐ公道跨線橋があります。右の行止り線が3番線。その脇を本線が通っています。本線と3番の間に現役時代は駅舎がありました。 極少ダイヤが組まれていたとは言っても無人地帯ではありません。
跨線橋から下り方を見ると本線脇に1・2番のホームが見えます。ただし優等列車しか走らない路線で、旅客利用はありませんでした。 3番ホームへの入口とは異なる1・2番ホームへの入口。左へ折れると1番ホーム、真っ直ぐ進むと上記の視座となっている跨線橋があり、2番ホーム入口があります。
1番ホームの入口。現在左隅の緑のフェンスで立入出来ないようになっています。継電室を回り込んで右手に見えるのが1番ホームの入口。 2番ホームは跨線橋から繋がる山道から降りる階段が入口でした。
現在の2番ホームの入口はこんな様子。ただし現役時代も旅客利用されていないので、当時からこんな感じだったのかもしれません。 ちなみに駅前の国道にはバス停がありますが、この停留所名が駅としての名残の一つ。夕張市役所付近と登川を結ぶバスが停まります。一日4往復あります。
▲「駅と駅構内」新夕張駅へ
▲鉄道雑学研究所北陸支所トップへ  ▲廃線・廃駅INDEXへ