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国鉄日中線 熱塩駅

昭和59年3月末に廃止となった国鉄日中線の終着駅。福島県の喜多方市旧熱塩加納村地区にあります。
日中線は栃木、福島、山形県を結ぶ野岩羽線(日光線今市〜奥羽本線米沢)の一部として計画され、うち磐越西線喜多方と米沢を結ぶ線として敷設されました。路線は太平洋戦争の激化に伴い喜多方〜熱塩間を開通したところで工事は中断、ご他聞に漏れずモータリゼーションの波に飲まれ、昭和末期に廃止となりました。
現在熱塩駅は日中線記念館として保存されていますが、係員が常駐するわけでもなく、「無人駅」としてひっそりと佇んでいます。(H17.7撮影)
駅舎入口。直線と曲線の調和のとれた洋館風の駅舎です。廃止後に補修されているようです。 「記念館」とは言え、展示物は駅事務室と待合室にわずかにあるばかり。閲覧は管理者に連絡の上、ということになります。
木の香漂う窓口。この左手に待合室がありますが、駅事務室同様展示スペースで、普段は施錠されています。 木製改札を通って、かつての構内へ出ることが出来ます。
終着駅として広い構内をもっていたようですが、ホームは駅舎に接する1面のみが残っています。少し外れて保存車両があります。 駅名標が残りますが、新調されたものでしょう。
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