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三陸鉄道の駅名表示板その2
〜駅のキャッチコピー〜

三陸鉄道の各駅には駅のキャッチコピーのようなものがあり、駅名標にそれぞれ記されています。(南リアス線のデザインでは、それにちなんだイラストも添えられています)。さらにこのキャッチコピー、車内放送でも駅名と共に流されます。全駅の画像はありませんが、紹介したいと思います。取材が甘くてすみません…。


北リアス線 普代駅

駅名標のメイン表記は仮名表記ですが、その上に少し小さな文字でキャッチコピーがあります。普代駅は「はまゆり咲く」で、普代村の村の花が「はまゆり」であることから。車内放送の到着案内などは「まもなく"はまゆり咲く普代"です。」のように放送されます。

南リアス線 陸前赤崎駅

「貝塚めぐり」
周辺に縄文時代の貝塚の遺跡が多いことから。
南リアス線 綾里駅

「綾姫の里」
綾姫がこの地に機織を伝えたという伝説から。
南リアス線 恋し浜駅

「愛の磯辺」
恋し浜絵馬が待合室に飾られ皆様の願いと「愛」のこもった駅であることから。(駅改称以前は「藍の磯辺」)
南リアス線 甫嶺駅

「金のしずく」
駅の西側にそびえる今出山は、初夏にはつつじの咲き誇ることから。
南リアス線 三陸駅

「科学の光」
崎浜地区に北里大学水産学部があり、最近まで気象庁の大気球観測所もあったことから。
南リアス線 吉浜駅

「吉浜鮑(きっぴんあわび)の海」
吉浜のアワビは乾鮑として江戸時代から中国に輸出された高級食材であることから。
南リアス線 唐丹駅

「さけのふるさと」
駅の近くを流れる片岸川には秋に鮭がたくさん遡上することから。
南リアス線 平田駅

「いさり火大観音」
ホームから岬に立つ釜石大観音が望めることから。
北リアス線 宮古駅

「リアスの港」
陸中海岸国立公園の玄関口、リアス式海岸の宮古湾の港町であることから。
北リアス線 山口団地駅

「黒森の鼓動」
名将源義経が三年三か月滞在したと伝えられる黒森神社の名前から。
北リアス線 一の渡駅

「うぐいすの小径」
うぐいすやカッコーの声が聞こえることから。
北リアス線 田老駅

「銀色のしぶき」
アワビの養殖や鮭漁が盛んなことから。
北リアス線 摂待駅

「旅の八郎」
摂待畑に住んでいた3人兄弟の末っ子、「八郎」伝説の物語から。
北リアス線 岩泉小本駅

「泉湧く岩」
龍泉洞から流れ出る小本川の河口近くにあることから。
北リアス線 白井海岸駅

「ウニの香り」
ウニの産地として知られる海岸というところから
         
 北リアス線 久慈駅

「琥珀いろ」
久慈は琥珀の古くからの産地ということから
       
         
≪上記以外の駅≫
盛駅 「椿の里」 大船渡市の花が椿。椿の自生する北限ということから
釜石駅 「鉄と魚の町」 近代製鉄発祥の地、港には三陸の海の幸が水揚げされることから
佐羽根駅 「神楽の里」 黒森神楽の伝承の地であることから
島越駅 「カルボナード」 宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の火山島の名前から
田野畑駅 「カンパルネラ」 宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の主人公ジョパンニの親友の名前から
堀内駅 「義経の祈り」 義経伝説でも知られる鵜鳥神社にちなんで
野田玉川駅 「西行の庵」 歌人西行法師が玉川海岸の景色に惹かれ草庵を結んだという伝承から
十府ヶ浦海岸駅 「はまなす香る砂浜」 はまなすは野田村の花で、震災後に海岸に残ったシンボル的な花であることから
陸中野田駅 「ソルトロード」 江戸時代に野田で海水からつくられた塩を盛岡など内陸に運んだ「塩の道」にちなんで
陸中宇部駅 「縄文の花」 周辺から縄文時代の遺跡が発見されていることから
参照:「三陸鉄道ホームページ」
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